S18お疲れさまでした。
久々に最終二桁に残れたので記事にします。
構築
構築経緯
はじめに、禁止伝説枠として、一般ポケモンの上位層であるカミ、パオ、カイリュー、ディンルーに対して強く出れると感じたザシアンを採用した。ノマテラ型にすることで、アストラルビットを透かしたり、先制技持ちが少ない禁伝に一致電光石火を打てたりでき、対禁伝性能も悪くないと判断した。
また、キノコの胞子の一貫が切れてない構築がそこそこいたため、キノガッサが禁伝も含めいろいろなポケモンと打ち合えると感じ、採用。ザシアン受け(特にヘイラッシャ)に対しても強いというシナジーもある。
ここまでの二体で多くの構築に対して戦えると感じたため軸とした。構築の残りの枠は環境に多い禁伝の対策を採用していき、ザシアンキノガッサ+禁伝対策という基本選出を目指した。
まず、禁伝で最も対策すべきと感じている黒バド軸に投げる駒として、スカーフイーユイを採用した。軸の二体が物理ポケモンなため、高火力特殊枠としての役割も果たしてもらった。
次に、ミライドン軸の対策枠を考えた。ここまで対面的な並びになっていたので、単にミライドンに強いポケモンを採用しても、ボルトチェンジや蜻蛉返りで対面操作されているだけで不利展開になってしまう。そこで、蜻蛉返りにリスクをつけつつボルチェンを無効化できるポケモンとして、地面テラスチョッキキラフロルを採用した。
そして、コライドン軸の対策枠としてフェアリーテラスヒードランを採用した。型は、白バドのトリル展開の阻止や崩しの要素を持たせるためにマグスト挑発とした。
最後の一枠にほしい要素として、「カイオーガとその裏の水ラオスを意識した水の一貫切り」、「グライオン、キョジ、受けループなどの面倒なポケモンの対策」が挙げられたため、それらを満たせそうなラティアスを採用した。
個体解説
ザシアン(剣の王)
テラスタイプ: ノーマル
特性: ふとうのけん
性格: いじっぱり
197(236)-222(252)-136(4)-90-136(4)-170(12)
きょじゅうざん / じゃれつく / でんこうせっか / つるぎのまい
ザシアンのSラインは135族抜きもありだが、ミラコラはスカーフやニトチャなどでのS上昇をされると結局抜かれてしまうし、陽気では火力が少し足りない場面があったため、意地HAベースとした。
テラスは黒バドのアストラルビットを透かせ、振ってないSを補う電光石火の火力が上がるノーマル。
技はじゃれつくをインファイトにしていた時期もあったが、ブリジュラスが終盤あまりいなかったこと、メタモンにコピーされた場合にヒードランで止められるように最終的にじゃれつくにした。
高い耐久と火力、優秀な耐性、先制技と積み技によって多くのポケモンと打ち合えるのが強かった。パオジアンに強いのがえらく、そもそもあまり選出されないので、ザシアン軸にしてからつらら怯みなどにほとんど付き合わずにすんだのはよかった。
キノガッサ @ きあいのタスキ
テラスタイプ: ゴースト
特性: テクニシャン
性格: いじっぱり
135-200(252)-111(84)-72-80-112(172)
タネマシンガン / マッハパンチ / がんせきふうじ / キノコのほうし
B:特化ラオスの雨テラス水流が乱数1.53%
S:無振りランド+1
ときには伝説ポケモンすらも突破してしまうほど対面性能が高くてかなり強かった。9割ぐらい選出してたと思う。
今シーズンはオーガポンが数を減らしており、他に草タイプはあまりいなかったので、ミライドン入り以外のパーティだと胞子の一貫ができているパーティも多くあった。
伝説は先制技持ちが少ないので、高威力の先制技を打てるのも強かった。
調整は、鉢巻ウーラオスや、カイオーガの裏から出てくるスカーフウーラオスの水流連打で落ちてしまうのがきつかったので、それを意識した。
種マシンガンの回数や眠りのターンなど運に左右される要素が多いところは気になるが、それでも強く、かなり信用していた。
イーユイ @ こだわりスカーフ
テラスタイプ: ゴースト
特性: わざわいのたま
性格: おくびょう
131(4)-90-100-187(252)-140-167(252)
オーバーヒート / かえんほうしゃ / あくのはどう / サイコキネシス
バドレックス軸に選出する。アスビにあと投げでき、上からワンパンできるのが強み。テラスを吐かせられればザシアンやキノガッサの先制技が通るようになる。また、単純に高火力特殊のスイーパーとしても強かった。
最速ラオスを意識して最速スカーフ。
カイリューを後投げされることが多かったので、テラスはゴーストとした。
キラフロル @ とつげきチョッキ
テラスタイプ: じめん
特性: どくげしょう
性格: ひかえめ
189(244)-67-111(4)-176(76)-124(180)-107(4)
パワージェム / ヘドロウェーブ / だいちのちから / キラースピン
HD:特化ミライドンのエレキフィールド流星+C-2流星が2.34%
C:11n
ミライドン対策として採用。意表をつけてかなり強かった。
ミライドン対策はディンルーなどが挙げられるが、蜻蛉でサイクルを回されてしまうと不利な展開になってしまう。そのため、蜻蛉を打ちづらいポケモンでボルチェンを無効にできれば交代させずに有利な展開になると考えた。そこで、毒化粧の発動を嫌って蜻蛉が打ちづらく、打たれても毒びしが撒けるキラフロルで地面テラスを切ればいいのではないかと思い、採用した。
構築に電気の一貫があるので、ミライドンが初手によく来てくれ、ほとんどが電気技を打ってくれたので一ターン目でかなりのアドを稼げた。
調整は、たまに流星群を打たれることがあったのでそれを意識した。
ヒードラン @ たべのこし
テラスタイプ: フェアリー
特性: もらいび
性格: ずぶとい
197(244)-99-173(252)-151(4)-127(4)-98(4)
マグマストーム / ねっさのだいち / ちょうはつ / まもる
コライドン対策として採用。フェアリーテラスを切ってコライドンのメインウエポンを半減以下にして有利展開を目指す。
崩しもできるようにマグスト挑発を採用。やけどのワンチャンがある熱砂の大地を採用してみたが、一回しか燃えなかった。
いいコライドン対策が思いつかず、とりあえず採用してみたが微妙だった。アイアンヘッド採用個体も一定数いたし、剣舞アクセルブレイクでごり押されることもあった。また、マグストのおかげで勝てた試合はあるが、命中不安があまりにも弱い。
コライドン入り以外にも、メタモン入りにザシアンをコピーされた時のストッパーとして選出もした。また、白バド入りにも選出した。挑発でのトリルや宿り木の阻止、守るでのトリルターン稼ぎが強かった。対コライドンよりも対白バドのほうが役割を果たしてくれてたと思う。
ラティアス @ ゴツゴツメット
テラスタイプ: はがね
特性: ふゆう
性格: おくびょう
187(252)-90-123(100)-130-150-165(156)
サイコショック / うずしお / みがわり / じこさいせい
B:特化ラオスの水流の乱数がずれるライン
S:最速ウーラ+2
最終日に採用。カイオーガの裏から出てくるスカーフ水ラオスや、フロルと水ラオスが対面したときの引き先、受け崩しをできるポケモンを探して行きついた。
対ラオス性能を意識して持ち物はゴツメ。
技構成は、回復技の自己再生、グライやキョジなどを意識した身代わりは確定。崩しを行うラティは瞑想+アシパ or ショックの構成になると思うが、技が後2枠しかないため、エスパー技ワンウエポンだと厳しいと判断し、渦潮で崩す型にしてみた。
選出機会は少なかったが、思ったより強く、期待通りの働きをしてくれたように思う。
テラスタイプは使いまわしで鋼にしたが、アロベトにテラスを吐かされたあとのホウオウを意識して毒や電気のほうがよかったかも。
選出例
黒バド軸:ガッサ+イーユイ+ザシアン
ミライドン軸:初手フロル+ガッサ+ザシアン(水ウーラがいる場合、フロルラティ@1)
コライドン軸:ドラン+ガッサ+ザシアン
ザシアン軸:ガッサ、イーユイ、ドラン、ザシアンから3体
白バド軸:ガッサ+ドラン+ザシアン
カイオーガ軸:ガッサ+ラティ+ザシアン(最終日当たってないのでこれで勝てるかわかってない)
受け:ザシアン、ガッサ、ドラン、ラティから3体
重いポケモン
コライドン
ザシアンはテラス後のコライドンに有効打がなく、ガッサはスケショで襷貫通されるので、ドランで止められないときつい
ザシアン
ミラーは基本s負けてる、水テラスだとイーユイのオバヒが通らない
ヘイラッシャ
ザシアンが通しにくい
オオニューラ
ゴーストテラスだとザシアンで電光石火が打てず対面突破される
成績
おわりに
久々に最終二桁に乗れてよかったです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
Special Thanks
ラティアスを思いつくヒントになってくれたてふろんさん